掃除のコツ | 「今日の献立」 

掃除のコツ

掃除手伝いといっても、ねじりはちまきで気合いを入れてやるほどのモンじゃありません。それに掃除は基本的に妻が午前中に済ませています。ですから僕のがやるのは年末の「大掃除」と定期的に行う「風呂掃除」と自分の部屋の掃除。それ以外は「目に付いた時・気になった時」にササッと済ませます。

台所は自分が料理をする機会が多いので、必然的に気になるワケで…
食事の後片づけの時にレンジ廻りもサッと拭き掃除をします。

トイレも台所と同じ。 使用した時に汚れが気になったらサラッとお掃除。

リビング・ダイニング。ウチの奥さんはどうも使ったモノを元の場所に戻すのが苦手(笑)
家族が使ったモノに至っては、いつまでもそのまま(出しっぱなし)の状態を保つ事になります。したがって、リビングデーブルの上は、雑誌や本、文具、リモコン、爪切り、そんな物でやがて埋め尽くされていくわけで、、先に気になるのは僕。で、気になった方が片付ける。  

洗面所。自分が使った後にフェイスタオルで洗面器、鏡を簡単に拭いておく。洗面台に落ちている「髪の毛」は気になるのでティッシュでかき集めてゴミ箱へ…

おそらくはどれもほんの数分、或いは数十秒の手間です。でもこれをしておくと妻の掃除手間はかなり軽減されます。



家事を分担してこれはどっちの役割!とするよりも

「気になった方が行動する」

これが僕の基本的な考え方ですね~~~
そう思うようになったきっかけは、洗面所での妻の行動でした。

前記したように、僕は自分が使った後に洗面台廻りを掃除します。
水しぶきが付いたままの洗面台や歯磨き粉が付いたままの鏡をそのままにしておくのが嫌だからなんですが、、、
だから当然、自分が使う時も出来れば「綺麗」な状態が好ましい。
妻もそれは承知しているはずなのに、彼女が使った後の洗面台には必ず数本の髪の毛が残っていたり鏡が汚れていたりしているワケです。

「ちったぁ 気を使えよ!」

と思っていたある日、風呂上がりに妻が洗面台を使っていたので
何気に「観察」してみました。 化粧水をペタペタ、歯磨き、ドライヤーで髪を乾かして終了。すると、ティッシュを片手に洗面台の中をのぞき込み、落ちた髪の毛を集めています。

「俺が見てるからちゃんとやってるのかな…」

と思いましたが、妻が洗面所から出て行った後に洗面台を見てみると、
やっぱり数本の髪の毛がペタっと張り付いています。

「???」

そこでハタと気が付きました。
妻には 残してしまった髪の毛や鏡の汚れは見えないんです。
「超」の付くド近眼で、コンタクトを外してしまうと数メートル離れた僕の顔さえ分からない。裸眼で過ごすことが多い風呂と洗面所は彼女にとっては「ほぼ見えない世界」だったわけです。
もっとも、洗面所を出て行くときは「眼鏡」をかけるのだから「再チェックせい!」と思わないでも無いけど…



「気が付かない」 

その理由に価値観の相違で気が付かないケースと、物理的に気が付かないケースがあるんだと初めて理解しました。

僕も気が付かないウチにいくつもの妻にとって「気になること」をやらかしているに違いありません。
それをお互いに責め合うよりも 「気が付いた方」が行動する。

「ウチに帰ってきてまで、そんな気を使うのは嫌だね」

確かにそうです… でも、やがてそうした「気遣い」も苦にならなくなってきます。