携帯の功罪 その1
携帯電話の普及に伴って、
「約束」の持つ重みが昔と変わってきていると思いませんか?
僕が学生の頃、駅の改札口付近には「伝言板」がありました。
待ち合わせ場所は
「○△駅改札前の伝言板の前でね!」
が定番でした。同年代の方、、、そうでしたよね?
で、その伝言板の前で友人を待ちながら、書いてある伝言を良く読んだモノです。
「凹凸くんへ!先に行ってる。 場所はいつもの居酒屋」とか
「○○くん、ゴメン!急用出来たので帰る」とか
中には、
「××ちゃん 2時間待ってた。また電話する。」←プッ!お前ふられたんだよ~
そんな伝言が残っていたりして結構楽しかったモノです。
家を出てしまえば連絡は取れない。だから、「約束」は絶対!だった…
待ち合わせ時間はもちろんの事 遅刻も御法度!
二度三度と遅刻を繰り返すヤツはそのうち誘われなくなったモノです。
それに前日やましてや当日に約束を交わす、なんて事もありませんでした。場合によっては何週間も前から予定をたてていたモンです。
でも最近は、、、前日にメールで連絡が来る。たとえばこんな感じ
「明日の午後如何ですか? 時間についてはまた後ほど」
みたいな? で、夜になって
「では、2時に○△で、お逢いしましょう」 みたいな?
便利って言えば便利なんですけどね。
僕ら世代だとなんとなく軽く感じてしまいます。
昨日もそんな感じでアポを取った人との待ち合わせ場所に出かけました。他の用事もあったので午前中に会社を出て、午後そこに向かうスケジュールを立てました。
すると昼ちょっと前、お客さんと打ち合わせ中に携帯に電話が入りました。
「すみません。今よろしいですか?
会社の方にお電話したのですが、もうお出かけと聞いたので
携帯にかけさせて頂きました。」
あっ、、そうなん。今、打ち合わせ中なんだけどね… と思いつつ
「何でしょう?」
「スミマセン。 今日のお約束、延期にさせて頂けます?」
こうズバッっと言われてしまえば、
「いや~~ぁ 今日何とかなりませんか?」
とは言えませんよねぇ~。それに、「…延期にさせて頂けます?」
の「頂けます?」の語尾にちっとも謝意が感じられないんですよ。
「いただけますぅ?」みたいな? 分かりますよね?
約束を反故にする事に対し罪悪感はあまりないのかも知れません。
「だから、今こうして連絡したじゃん!」
とでも思っているんでしょうか…
「そうですか… 分かりました。 今、打ち合わせ中なのでまたご連絡します」
釈然としない思いで電話を切りました。
携帯によっていつでもどこでも連絡が取れる事で確かに便利になりました。仕事の事のみならず、「助かったぁ~~」という経験は誰にでもあるでしょう。でも、、、 その反対側で失っていくモノもあるのではないでしょうか?
「約束」=「必ず守るもの」
という図式は崩れつつあるのかも知れません。
断りの連絡を電話(声)ではなくメールでするのも僕は失礼な事だと思います。メールで済ませちゃえ…という気持ちは分かります。電話では相手に言葉で謝らなくてはなりませんからね。でもそこには「礼節」がありません。
近い将来、結婚式当日に新郎から新婦の携帯に
「やっぱり君との結婚はやめるよ。 ゴメンネm(__)m」
そんなメールが届く事もあるかも知れませんね。
いや、、、、 もうすでにあるかも……
「今日の夕飯は久しぶりにシチューね」
昨日の朝 そう約束して家を出ました。
デミグラスソースは缶詰を使いますが、圧力鍋を上手く使って短時間で作るシチューは家族の評判も上々です。 帰りに足りない野菜と牛肉を買って… と思っていたのに上記のキャンセルでスケジュールが狂ってしまい 帰宅は8時過ぎ。
途中で妻に
「ゴメン!遅くなった」
と携帯で連絡を入れました。(やっぱ、、、便利だわ)
彼女の仕事も遅くなったので
結局 僕が夕食を作りましたが、シチューの約束は守れず
冷凍エビと冷凍餃子を使って
「エビチリ」
「餃子入り中華スープ」
「スナップエンドウとレタスのサラダ」
慌てて作ったわりには上手く出来ました。
約束は安易にするもんじゃありませんねぇ ←反省
「約束」の持つ重みが昔と変わってきていると思いませんか?
僕が学生の頃、駅の改札口付近には「伝言板」がありました。
待ち合わせ場所は
「○△駅改札前の伝言板の前でね!」
が定番でした。同年代の方、、、そうでしたよね?
で、その伝言板の前で友人を待ちながら、書いてある伝言を良く読んだモノです。
「凹凸くんへ!先に行ってる。 場所はいつもの居酒屋」とか
「○○くん、ゴメン!急用出来たので帰る」とか
中には、
「××ちゃん 2時間待ってた。また電話する。」←プッ!お前ふられたんだよ~
そんな伝言が残っていたりして結構楽しかったモノです。
家を出てしまえば連絡は取れない。だから、「約束」は絶対!だった…
待ち合わせ時間はもちろんの事 遅刻も御法度!
二度三度と遅刻を繰り返すヤツはそのうち誘われなくなったモノです。
それに前日やましてや当日に約束を交わす、なんて事もありませんでした。場合によっては何週間も前から予定をたてていたモンです。
でも最近は、、、前日にメールで連絡が来る。たとえばこんな感じ
「明日の午後如何ですか? 時間についてはまた後ほど」
みたいな? で、夜になって
「では、2時に○△で、お逢いしましょう」 みたいな?
便利って言えば便利なんですけどね。
僕ら世代だとなんとなく軽く感じてしまいます。
昨日もそんな感じでアポを取った人との待ち合わせ場所に出かけました。他の用事もあったので午前中に会社を出て、午後そこに向かうスケジュールを立てました。
すると昼ちょっと前、お客さんと打ち合わせ中に携帯に電話が入りました。
「すみません。今よろしいですか?
会社の方にお電話したのですが、もうお出かけと聞いたので
携帯にかけさせて頂きました。」
あっ、、そうなん。今、打ち合わせ中なんだけどね… と思いつつ
「何でしょう?」
「スミマセン。 今日のお約束、延期にさせて頂けます?」
こうズバッっと言われてしまえば、
「いや~~ぁ 今日何とかなりませんか?」
とは言えませんよねぇ~。それに、「…延期にさせて頂けます?」
の「頂けます?」の語尾にちっとも謝意が感じられないんですよ。
「いただけますぅ?」みたいな? 分かりますよね?
約束を反故にする事に対し罪悪感はあまりないのかも知れません。
「だから、今こうして連絡したじゃん!」
とでも思っているんでしょうか…
「そうですか… 分かりました。 今、打ち合わせ中なのでまたご連絡します」
釈然としない思いで電話を切りました。
携帯によっていつでもどこでも連絡が取れる事で確かに便利になりました。仕事の事のみならず、「助かったぁ~~」という経験は誰にでもあるでしょう。でも、、、 その反対側で失っていくモノもあるのではないでしょうか?
「約束」=「必ず守るもの」
という図式は崩れつつあるのかも知れません。
断りの連絡を電話(声)ではなくメールでするのも僕は失礼な事だと思います。メールで済ませちゃえ…という気持ちは分かります。電話では相手に言葉で謝らなくてはなりませんからね。でもそこには「礼節」がありません。
近い将来、結婚式当日に新郎から新婦の携帯に
「やっぱり君との結婚はやめるよ。 ゴメンネm(__)m」
そんなメールが届く事もあるかも知れませんね。
いや、、、、 もうすでにあるかも……
「今日の夕飯は久しぶりにシチューね」
昨日の朝 そう約束して家を出ました。
デミグラスソースは缶詰を使いますが、圧力鍋を上手く使って短時間で作るシチューは家族の評判も上々です。 帰りに足りない野菜と牛肉を買って… と思っていたのに上記のキャンセルでスケジュールが狂ってしまい 帰宅は8時過ぎ。
途中で妻に
「ゴメン!遅くなった」
と携帯で連絡を入れました。(やっぱ、、、便利だわ)
彼女の仕事も遅くなったので
結局 僕が夕食を作りましたが、シチューの約束は守れず
冷凍エビと冷凍餃子を使って
「エビチリ」
「餃子入り中華スープ」
「スナップエンドウとレタスのサラダ」
慌てて作ったわりには上手く出来ました。
約束は安易にするもんじゃありませんねぇ ←反省