靴磨きと靴が教えてくれるモノ? | 「今日の献立」 

靴磨きと靴が教えてくれるモノ?

会社勤めの方ならかなりの数の靴をお持ちだと思います。

ちょっと洒落っ気がある男性なら 「靴大臣」もいらっしゃるでしょう。僕もどちらかと言えば靴の数は多い方かと思います。足の形がよく言うところの「だんびろ甲高」なので例えば、「イタリア製」の靴は履けません。別にこだわりを持っているワケではないのですが、ビジネスタイプの革靴はすべて同じメーカーに統一しています。理由は、、、単純に「履きやすい」僕の足に合っているからです。

HIROKAWA 「SCOTCH GRAIN」  

別にメーカーもまわし者ではありません(苦笑) 

・3Eサイズがある事 ・作りがしっかりしてい事 ・何より歩きやすく疲れない。

長年、このメーカーの靴をはき続けている理由です。
そうそう!「SCOTCH GRAIN」製の初めて買った靴は2回、皮底と踵を修理してもらって、おそらく10年くらい履いたと思います。工場でちゃんと直してくれました!

後外せないもう一つの理由… 僕の性格ですねぇ
良いと思ったらとことん付き合うタイプです。 例えば車も初めて買ったメーカーをず~っと、乗りついで来ました。(そのまま行きたかったのですが、6年前に営業と大げんかして他のメーカーにしました。笑)時計もそう。同じメーカーのモノを集めて(蒐集)います。カメラ(一眼レフに限る)も同じ…
そういえば、スーツもそうだ…  あ~~~~っ 「包丁」もだ。。。  えっ!? パンツもほぼ同じ?  
ふ~~む、、、僕って 頑固なんですかね? それとも偏屈?

おっと、、、それともちろん、妻にもず~と乗ってます。



話が飛んじゃいましたが、靴磨き!!

靴は自分で磨きます。毎日ではありません。定期的に腰を据えて、その代わり全部まとめて面倒を見ます。日頃はさっと拭くだけ。 雨降りの時はすぐに下駄箱に入れず、場合によっては新聞紙を詰めるなど一応気は遣いますね。 

靴の磨き方にコツもなにもありません。 靴の皮がクリームを塗ることによってだんだんと張りと艶を取り戻して輝いてくるのを楽しみましょう。自分の足の形になじんだ靴は愛着も湧いてきます。
奥さんが熱心に鏡の前で、高い化粧水を付けて一人悦に入っている姿に似てますね(爆) ←失礼!

愛着を持つ事によって「靴磨き=家事」というイメージはなくなります。



ここで昔、僕が経験した靴のエピソードを一つ。

仕事の関係で とある大企業の社長さんと会食の機会がありました。(皆さんも知ってるような会社です。)まだ30代後半…若造だった私は緊張して 指定の「料亭」へ向かいました。
黒塗りのハイヤーが店の前に並んでいるような高級料亭でしたよ。 
私が店につくのとほぼ同時に社長さんもやって来ました。 深々とお辞儀をして挨拶をして、、、個室に案内されました。 靴を脱いで座敷に上がって名刺交換… 眼光鋭い方でしたが、やがてお酒も入ってどうやらまともに話が出来るようになりました。

すると、

「君のそのネクタイは随分渋いねぇ」

とおっしゃいます。
実はその日の朝、ネクタイをどれにするか悩んでいると妻が、
「地味めがよくない?」と言って一本の落ち着いた色のモノトーンのタイを選びだし僕に渡しました。

「渋いね~」が良い意味なのか、悪い意味なのか判断出来ずに、
「そうですか、 どうも…」と言葉を濁していると

「うん、良い趣味だよ。 どこのプランドだい?」

などと話が弾みます。やがて、

「その趣味は 奥さんの趣味だろう?」と言います。

ネクタイを買うときは僕が選びましたが、今朝、薦めてくれたのは妻だったので

「そうです。」と言うと、、、

我が意を得たりとばかりに

「そうだろう!」と大きく頷いて
「お逢いしたことがないのにこんな事を言うのもヘンだがね、、、」
「君は良い奥さんを持ったよ。 大切にしなさい!」


「はっ!?」
「そうでしょうか…」 


藪から棒になにをおっしゃいますのん?この方?

「うん、、、そのネクタイね。派手な色が悪いとは言わないが、
趣味の良いネクタイを締めていると第一印象が違うモノだ。経営者の妻はそこまで気を遣わないと」

↑ う~ん、、、趣味は人それぞれですけどね。べつにあんたの趣味に合わせたわけじゃない

「ワイシャツもノンアイロンじゃないだろ?」
↑ あら、、、よく見てらっしゃる。ご名答! でも、今日は特別ですけど、、、


「奥さんがアイロンをかけたり、クリーニングに持っていけば、ボタンが外れかかっているのもすぐ分かる」
↑ 御意


「それとね。 靴だよ」

「えっ!? 靴ですか?」

「そう、さっきトイレに立ったときに失礼だが君の靴を見たんだ。」
↑ 社長さん、臭いフェチだったの?

「綺麗に磨いてあるね。でも新品じゃない。中敷きが古い」
↑ あんたは シャーロック・ホームズかい?


「靴は大切だよ。良いスーツやネクタイでは繕えないんだな。
 靴が汚いまま こういうところに送り出す奥さんは神経が行き届いてない証拠だ」

↑ な~るほどね… ウチの場合はちょっと事情が違うけど、、、分かりますね

「俺はかならず相手の服装と靴を見るね。」
「ボタンが取れそうなワイシャツを着てたり、靴が汚れていたり、これじゃ駄目だ」

↑ そうやって人を見て、、、ここまで会社を大きくしたんですかぁぁぁぁ  すげ~や



その後は延々と 奥さんの操縦法などを「伝授」されました。

僕のブログを読んでくれている方ならお分かりですね。

靴磨きも、アイロンがけも、ボタン付けも
 
はい、、僕がやってます。 (核爆) 


って事は、良い旦那って事ですかね?
やっぱり奥さんに操縦されちゃってますかね?
でも、そんな事を自分でやってる僕は「経営者失格」ですかね?
ま、良いんですけどね。 実際良い経営者じゃありませんから… 自爆

でも、それ以来僕も相手の靴を見るようになりました。 (もちろん、女性の足元も見ますよ)なるほど、綺麗に磨いてある靴を履いてる方は、、、全体的にダンディな雰囲気です。その度に、、、

「奥さん、気が効く綺麗な人なんだろうな~」

とうらやましい気持ちになります。  おっ 失言か…な


さて、今夜の献立。

昨晩は肉だったので、今日は 魚系がいいでしょう。
この時間なら帰りにスーパーで見切り品の 切り身が必ずありますから
それを見て決めましょう。

時間はないけど「煮魚」にします。

昨日漬けた「白菜とキュウリの漬け物」
ちょっと冷えてきたので「湯豆腐」 いっしょに「長ネギ」も入れて。

子供らには地味なおかずなので、、、
美味しそうな「ソーセージ」でも買って帰りますか。
炒めないで茹でましょう。