寒い冬の日に思うこと  その弐 | 「今日の献立」 

寒い冬の日に思うこと  その弐


小さい子供が画用紙に向かって「絵」を書いています。

鉛筆やクレヨンを使って、夢中で書いている。途中、ふと顔を上げてどこか遠い所を見ているようなそぶりをします。その時子供の右脳が一生懸命働いているに違いありません。 「想像」しているんです。
実際は見たことのない高い空を飛んでいる鳥の姿。深い海を泳ぐ魚達立ったことのない国立競技場のピッチ。そして、蹴ったボールはキーパー「かわぐち選手」の手を弾いてゴールに吸い込まれます。

「想像力」これを身につけて欲しい。イメージする力。それはきっと幼少期に身につけるモノだと思うんです。
雪だるまは「冷たい」だけではなく「こころ温かい妖精」でもあるんです。だから、いつまでも溶けずにいて欲しい… 冷蔵庫の中にいれちゃ駄目? そんな優しさが子供の特権です。
そんな想像力を養うためには、「テレビゲーム」は頂けません。あれは大人が作ったイメージであって既成のモノです。テレビもそう。「可愛い!」という定義は「モーニング娘。」が決めているモノじゃない。

本を読んで聞かせるのは大変です。 家事の手を休め噛みくだくように読んで聞かせる。その手間を考えるととりあえず、テレビをつけておけば… という事になります。

家事が多少手抜きになっても、どうってことありません。 総菜屋で買ってきたおかずが食卓に並んでいても構わない。 少々、家の中が散らかっていてもいいじゃありませんか。でも、子育てにはしっかりと目を向けてほしいと思います。 「手をかける」のではなく「目をかける」ですけど。
手をかけるほうが簡単で、目をかけるほうが手間がかかります。
親、大人が 子供に目をかける。 そういう社会全体の意識が子供達を犯罪から守る方法でもあると思います。


そのためにも、父親が家事に参加することはとても意味のあることです。

子供達を取り巻く環境がいかに「大人の都合」によって作られているか理解できます。男女平等とうたってはいますが、まだまだ「男社会」である事も分かります。でも、、、反面、多くの女性が大人になれないまま社会生活を送っている現実も見えてきます。
ただ、子供の成長を見守るだけでは見えない事がたくさんあるんだなぁ、と家事をやるようになってつくづく思います。

「父親は背中で子供を育てた。」「子供は父親の背中を見て育つ」と言います。
でも、それは 中島みゆきの唄の文句じゃないけれど、

「そんなぁ 時代も、有ったねと…♪」

すでに過去のモノなのかも知れません。残念だけど…

学校の校庭で、野球も、サッカーもバトミントンも禁止になりました。
街の公園にはシーソーもブランコもジャングルジムもありません。
いったい子供達は何処で、何で、遊べと言うのでしょうか?


せめて、「食育」だけはと思ってしまいます。

銀行からの帰りにデパ地下を覗いたら
「合鴨肉」が安くなっていました。
週末と違って随分 暖かくなりましたが、、、
夜はまだ冷えるでしょう。

と言うわけで、またまた 「鍋」です。

鴨肉でいいダシがとれるでしょうから
単純な鍋が良いですね。

長ネギ、白菜、豆腐、シラタキ(僕の好物)椎茸

これで充分!最後はうどんを入れて頂きます。