道具は大切 | 「今日の献立」 

道具は大切


何か新しいことをはじめる時に「道具から入る」これは立派な動機の一つです。特に男性はその傾向が強いですね。 ゴルフ初心者の人は毎日のようにショップでクラブを眺めていたも飽きないものです。
新製品がでるとまた欲しくなる。道具でスコアが良くならないことは分かっていても欲しくなる。男性の物欲は「趣味」の世界で発揮されます。

料理をはじめると、意外に道具の大切さが分かります。 鍋やフライパン、その他の調理器具、キッチンバサミ一つとっても使いやすくて丈夫、洗いやすい等々、イロイロな機能を要求しますね。 僕の場合はまず包丁に興味を持ちました。それまでウチで使っていたのは「研がなくても良い」という「セラミック包丁」でした。 
学生時代に、バイト先の飲食店で厨房に入っていて、その時に包丁の研ぎ方を教わりました。研ぎ終わった包丁の切れ味に感激したものです。そこで、セラミックを止めて「鉄製」の包丁を購入しました。 


僕が使っているのは日本橋「木屋」の包丁です。 三徳、菜切、牛刀、ペティナイフ、柳刃、出刃、出番の多い順に並べてみました。
菜切は長く使っているので愛着があります。食洗機に入れられないなどの不都合も多少ありますが、良い包丁で料理をすると仕事もはかどるように思います。 デパートの包丁売り場を覗いてみて下さい。ずらっと刃物が並んでいるのはどこか「刀」をイメージさせてくれます。


もう一つこだわったのは「まな板」でした。 イロイロ試しました。大きさや素材、重さ、なかなか「これ!」というのが見つからない。買ってきては、数日使って、「軽すぎて駄目だ…」 「切っている時の音が耳障り」 そんな理由でお蔵入りしたまな板は5、6枚あります。

ある日、六本木ヒルズにあるお店で、丸いまな板を見つけました。素材は確か、、メイプル。かなり固くて包丁があたると高い音が出そうで、、、それにお店でみるとそうでもないけれど、実際は大きくてウチで使えるのか?という疑問もあって、すぐには手を出しませんでした。値段も18000円くらいしたのかなぁ。 自宅に戻って、調理台の幅や奥行きを計って、再度お店でまな板を見る。3、4回通ってようやく購入を決心しました。 結論から言うと「大正解」でした。 

丸いまな板のどこが良いのかというと、料理の課程でいくつかの食材を切る時にまな板を最大4等分して使うことが出来るんです。肉、野菜炒めで言うと、、まず、まな板を4分の一に分けて考え、手前のスペースでニンニクとショウガをきざみます。次にまな板を90度回転させて、出来たスペースで豚肉を切ります。また90度回転。ピーマンを切る。最後にキャベツを切って、準備完了。 まな板の上には材料が順番に並んでいますから、ニンニク・ショウガ~肉~ピーマン~キャベツと順番にフライパンに入れていく。合わせ調味料を入れてできあがりです。 

欠点は、常につるして保管しなくてはいけないこと。立てかけておくと多少しなりが来てしまいます。まな板の素材としてはかなり固いので包丁の刃にはどうなんでしょう、あまり良くないのかなぁ。 僕は自分で包丁を研いでいるのでさほど気になりません。


料理を楽しんでやるためにはこうしたこだわりも必要だと思います。自分の道具、、、男って意外とこの言葉に「弱い」んです。
「包丁買うかなぁ」と旦那さんが言ったら「ウチので充分よ!」なんて言わずに買って上げて下さい。 それがきっかけでキッチンに立つようになるかも(笑)

三徳包丁は必ず各家庭にありますので、書い足しをするなら、長めの「牛刀」をおすすめします。長さでバリエーションを付けた方が使い道があると僕は思います。 僕が今度欲しいのは、冷凍食品を切ったりするのに「洋出刃」! たいして使わないことは分かっていますが、欲しい!!もちろん、自分のお小遣いで買います(笑)



今日の献立

中華で行こうかなぁ

筍が美味しいので

「青椒牛肉絲」 

家庭の火力だと、素材を油通しする事で油っぽくなってしまいます。
肉だけを下処理して 野菜はそのまま炒めましょう。 市販の「素」でも充分美味しく出来ますが、ちょっとニンニクを足したり、紹興酒を香り付けに入れたり、豆板醤を使ったりでとても美味しくなります。

「卵の中華スープ」

「大根とホタテのサラダ」

この三品ならば、、、30~40分で完成です。