「今日の献立」  -2ページ目

朝食を作ろう

休日。

いつまでも寝ていたい… 疲れが取れない…そんな時ってありますよね。特に、この年度末はどんな業種でも忙しい日が続くモノです。

でも、そろそろ暖かくなって布団から出るのがラクになってきました。ふと目が覚めたら、まだ朝6時!なんて事ありませんか? 
「もったいねぇ~、、、また寝るか。」も一つですが、思い切って起きちゃいましょう。そ~~と、起き出して朝食を作ってみませんか?


朝食ならさほど気を使わなくても、それなりのモノは出来ちゃいます。パン食ならばなおさら、トーストを焼いてコーヒーを入れるだけで完了です。和食のご家庭なら、その時間にはタイマーで炊飯器がご飯を炊いているはず。みそ汁と漬け物、ソーセージでも茹でればそれで充分。立派な家事手伝いです。

とは言え、せっかく作るんですから、どうせなら家人を唸らせたいモノです。
で、お勧めなのが

「スープ」

冷蔵庫のあまり野菜で出来るお手軽な一品です。だから、何々スープとは決められません。朝、野菜室を覗いて考えます。よく残っているのが、ニンジン、キャベツ、タマネギ、大根、ジャガイモ、、、キノコ類。このあたりの野菜はよく見かけます。次に肉関係のチェック! ベーコンか挽肉があれば言うことなし。なければ、野菜スープに決めちゃいます。 ちなみに僕はスープを良く作るので、50グラムぐらいに小分けした挽肉を冷凍にしてあります。これをレンジで解凍して使います。肉のうま味が出て美味しく仕上がります。ポイントは野菜を細かく切ること。短時間で火が通るようにみじん切りや千切りにしてしまいます。

塩コショウしながら挽肉をよく炒めます。次に熱の通りにくい野菜から順番に入れて、さらに炒めます。そこに水を適量いれて沸騰するまで待ちます。チキンコンソメかビーフコンソメの顆粒を少しずつ入れて溶かします。こまめに味を見ながら、塩で味を調えます。基本は「ちょっと塩気が足りないか?」で止めておきましょう。 これで完成。
はじめは「なんか味気ないなぁ」と思うでしょう。それからはアレンジです。ここがお父さん料理のいいところ。なにも一発で決める必要はありません。 
例えば、野菜を炒める時にバターを少々使ってみる。ショウガでアクセントを付ける。ニンニクをほんのちょっと入れてみたら? 片栗粉でとろみをつけたらどうかな?或いは、水を半分、牛乳半分で作ってみる。粉チーズを入れちゃえ! 最後にを流し入れて…等々。 よっぽどヘンな事をしなければそれなりに頂けちゃうモノです。

このスープの味が調ってくると、いろんな料理が作れるようになります。

繰り返しになりますが、レシピはありません。美味く作る必要はないんです。美味しいご飯を作るのはお母さんの役目。お父さんの料理は気持ちを頂くモノですから… 

「ウチのも疲れてるだろうから、たまには俺が…」
「いつもと違った朝食なら子供達も喜ぶかな?」


この気持ちを家族で頂きましょう。



今夜の献立は、、、久しぶりに揚げ物。

「エビフライ」
「ホタテフライ」
「タマネギのフライ」

それに、山盛りの
「キャベツのみじん切り」
でした。

どれも美味しかったのですが、、、

やっぱり食後は胃薬を飲みました(苦笑)

「給料日」 今日はお母さんに一言。


明日は25日! 給料日のお父さんは多いでしょうね。

昔と違って、定期昇給も見送られるようになって給料袋も薄くなることはあっても、厚くなることはない… サービス残業に休日出勤。ああぁこの努力がいつになったら報われるのか? ねぇ、、、コイズミさんよ。 


もっともほとんどが銀行振込で、今時給料袋に現金なんて会社は少ないでしょう。よく、給料が銀行振込になったから「お父さん」の威厳がなくなった。という意見を聞きますよね?実際はどうなんでしょう? 僕は正直、「詭弁でしょ」と思っています。 往年の大投手「金田正一」さんは 「給料袋が縦にたった」とその著書に書いてありましたが、そのくらいの高給取りなら「威厳」もあるでしょうね。 

結局、給料日にお父さんが家族の中心であり、お父さんこそが「大黒柱」なんだ!と子供達に教えてくれるのは実は「お母さん」です。お母さんの言動にかかっています。 
もっとも、、、大黒柱と言われるほどの稼ぎはないわよ!っと言われると辛いんですけど(苦笑)

生活をする上で絶対に必要な収入です。一ヶ月の労働にたいして支払われた報酬ですから、そのありがたみは家族全員で享受したいものです。ちょっと豪華な食事は「稼ぐ」という意味を子供達に教えるきっかけになります。
「おっ!今夜のおかず美味そうだね!」
この一言で話しが広がりませんか?


仕事の関係で家族で食卓を囲めない家庭が多いのは本当に残念な事だと思います。食卓は家族の情報交換の場でもありますよね。何もたくさんの会話は必要ありません。 子供の顔色や食の進み具合を観察するだけで良い。旦那さんの酒量が増えた、、、とか、奥さんがどうも疲れ気味か?とか、、、
僕は子供の視力が悪くなっているのを食事の時に見つけました。大根おろしの上にちょっと乗せたしらす干しが分からなかったんです。「あれ?目が悪くなったのか?」次の日に眼科に連れて行くと眼鏡の使用を勧められました。


夕食時も携帯を手から離さず、テレビはつけっぱなし、勝手に食べて勝手に席をたつ。 それでも問題ないよ。と言う方もいるでしょうが、僕はそうなりたくはないと思っています。でも、子供が高校生になってからでは遅い。小さいウチから教えてあげて下さい。食事の大切さ!そしてそれを買うためにお父さん、お母さんが働いていること。 お母さんが子供達に伝えるのが一番有効ですよ。




今日の献立です。

冷蔵庫のアボガドが良い色になりました。
マグロのお刺身と合わせていただきます。

「マグロの刺身とアボガド」
「ブロッコリーと鶏肉のマヨネーズ風味炒め」
「タマネギのみそ汁」


以前、タマネギのみそ汁が苦手。っていう人がいました。何を隠そう僕なんですけど(笑)
自分で料理を作るようになって、タマネギが半分残る事が多いんです。で、残ったタマネギを次の日にみそ汁にして食べてみました。

あれ?美味い

甘みが苦手だったんですが、ちゃんとダシをとるとなんでも美味しく頂けます。

道具は大切


何か新しいことをはじめる時に「道具から入る」これは立派な動機の一つです。特に男性はその傾向が強いですね。 ゴルフ初心者の人は毎日のようにショップでクラブを眺めていたも飽きないものです。
新製品がでるとまた欲しくなる。道具でスコアが良くならないことは分かっていても欲しくなる。男性の物欲は「趣味」の世界で発揮されます。

料理をはじめると、意外に道具の大切さが分かります。 鍋やフライパン、その他の調理器具、キッチンバサミ一つとっても使いやすくて丈夫、洗いやすい等々、イロイロな機能を要求しますね。 僕の場合はまず包丁に興味を持ちました。それまでウチで使っていたのは「研がなくても良い」という「セラミック包丁」でした。 
学生時代に、バイト先の飲食店で厨房に入っていて、その時に包丁の研ぎ方を教わりました。研ぎ終わった包丁の切れ味に感激したものです。そこで、セラミックを止めて「鉄製」の包丁を購入しました。 


僕が使っているのは日本橋「木屋」の包丁です。 三徳、菜切、牛刀、ペティナイフ、柳刃、出刃、出番の多い順に並べてみました。
菜切は長く使っているので愛着があります。食洗機に入れられないなどの不都合も多少ありますが、良い包丁で料理をすると仕事もはかどるように思います。 デパートの包丁売り場を覗いてみて下さい。ずらっと刃物が並んでいるのはどこか「刀」をイメージさせてくれます。


もう一つこだわったのは「まな板」でした。 イロイロ試しました。大きさや素材、重さ、なかなか「これ!」というのが見つからない。買ってきては、数日使って、「軽すぎて駄目だ…」 「切っている時の音が耳障り」 そんな理由でお蔵入りしたまな板は5、6枚あります。

ある日、六本木ヒルズにあるお店で、丸いまな板を見つけました。素材は確か、、メイプル。かなり固くて包丁があたると高い音が出そうで、、、それにお店でみるとそうでもないけれど、実際は大きくてウチで使えるのか?という疑問もあって、すぐには手を出しませんでした。値段も18000円くらいしたのかなぁ。 自宅に戻って、調理台の幅や奥行きを計って、再度お店でまな板を見る。3、4回通ってようやく購入を決心しました。 結論から言うと「大正解」でした。 

丸いまな板のどこが良いのかというと、料理の課程でいくつかの食材を切る時にまな板を最大4等分して使うことが出来るんです。肉、野菜炒めで言うと、、まず、まな板を4分の一に分けて考え、手前のスペースでニンニクとショウガをきざみます。次にまな板を90度回転させて、出来たスペースで豚肉を切ります。また90度回転。ピーマンを切る。最後にキャベツを切って、準備完了。 まな板の上には材料が順番に並んでいますから、ニンニク・ショウガ~肉~ピーマン~キャベツと順番にフライパンに入れていく。合わせ調味料を入れてできあがりです。 

欠点は、常につるして保管しなくてはいけないこと。立てかけておくと多少しなりが来てしまいます。まな板の素材としてはかなり固いので包丁の刃にはどうなんでしょう、あまり良くないのかなぁ。 僕は自分で包丁を研いでいるのでさほど気になりません。


料理を楽しんでやるためにはこうしたこだわりも必要だと思います。自分の道具、、、男って意外とこの言葉に「弱い」んです。
「包丁買うかなぁ」と旦那さんが言ったら「ウチので充分よ!」なんて言わずに買って上げて下さい。 それがきっかけでキッチンに立つようになるかも(笑)

三徳包丁は必ず各家庭にありますので、書い足しをするなら、長めの「牛刀」をおすすめします。長さでバリエーションを付けた方が使い道があると僕は思います。 僕が今度欲しいのは、冷凍食品を切ったりするのに「洋出刃」! たいして使わないことは分かっていますが、欲しい!!もちろん、自分のお小遣いで買います(笑)



今日の献立

中華で行こうかなぁ

筍が美味しいので

「青椒牛肉絲」 

家庭の火力だと、素材を油通しする事で油っぽくなってしまいます。
肉だけを下処理して 野菜はそのまま炒めましょう。 市販の「素」でも充分美味しく出来ますが、ちょっとニンニクを足したり、紹興酒を香り付けに入れたり、豆板醤を使ったりでとても美味しくなります。

「卵の中華スープ」

「大根とホタテのサラダ」

この三品ならば、、、30~40分で完成です。



スポーツ中継を見ていると…

安藤美姫ちゃん。頑張ってますね~
昨夜11時からの放送で応援してました。

メダル云々はともかく、あの堂々とした演技を最後まで見せてもらいたいものです。なんせまだ17歳でしょ?驚きですね。 フリーでは4回転を飛ぶんでしょうか?
女子フィギュアと言えば、思い出すのは 伊藤みどりさんですかね~ アルベールビルの銀メダリストです。1992年ですから、え~~~っ!!もう13年も前の話なんだ!ついこの間のような気がするのは、、、僕だけ?
当時トリプルアクセルを跳べたのは彼女だけ。その後13年たった今でもトップレベルの一部の選手しか跳べないらしいですね~。そう考えると、、、彼女は凄い!!
伊藤みどりさんと村主章枝選手を合体させたら絶対世界チャンピオンですか!?


荒川、村主両選手にも頑張ってもらいたいものです。 というよりも、本来なら荒川選手にもっとスポットが当たっても良いんですよね。現世界チャンピオンなんですから… 二連覇の可能性があるのは彼女だけって事です。
日本のメディアはものすごく正直で実力よりもテレビの露出度やテレビウケするかどうかで、取り扱い方が違ってきます。
結局、視聴者をどれだけ惹きつけることが出来るかがポイントになるんでしょう。まぁ、安藤選手は今大会、日本人選手の中で最高位につけているのだから仕方ありませんが、成績にかかわらず追いかけ回すのはいかがなモンなんでしょうね。それで潰されていく選手も多いんじゃないかなぁ… と思います。

スポンサーの意向

最終的にはそこに問題があるんでしょうね。視聴率を稼がなければ「露出度」が減ってしまいスポンサー収入にも影響する。だから、その時その時「旬」で稼げる選手にスポットを当てる。特に女性スポーツ選手の場合はその傾向が顕著です。もう少し、スポーツを「見る目」で選手を扱ってもらいたいものです。
女子ゴルフの開幕戦。注目の宮里藍選手は27位。さすがの藍ちゃんもお疲れ気味?そんなプレーぶりでした。でも、テレビ中継のほとんどが藍ちゃんとさくらちゃん。 優勝争いの選手そっちのけですから… いったいなんの中継なんだ?と思ってしまいます。あれじゃ、他の選手の覇気にも影響するでしょうね。


昨夜の中継を見て一言。
スケートの中継に限らず、最近のスポーツ中継でよく目にするのが会場にかけられる「スポンサー看板」です。今回も日本企業の看板が安藤美姫ちゃんのバックに写って否が応でもその名前を目にすることになります。大会を運営するにあたって「スポンサー」はなくてはならない存在ですから、看板を出すことに異議はありません。
しかし、、、海外での試合にもかかわらず「日本語」で掲示するのはいかがなモンでしょう?せめて、アルファベットを使いませんか?「それじゃ、読めないじゃないか!」確かに、そうかもしれません。でも、開催国にたいする配慮も欲しいと思います。世界の多くの人たちにとって「カタカナ」や「ひらがな」は文字ではなく形にしか見えません。アルファベットが並んでいる中にドンと現れる「カタカナ」。違和感ありますよ。美意識の問題でしょうが、そのへんに気を遣うことでその会社がスマートに見えると思うんですけどね。

想像してもらえれば、分かると思います。
巨人対阪神戦テレビ中継のバックネットに、どこの国の言葉かも分からない広告が出ていたらどう思います?いい気持ちがします?
今度のサッカー日本対バーレーン戦 埼玉スタジアムにアラブ語の看板がところ構わず出ていたら僕らはどう感じるんでしょうか?

昔、ヨーロッパサッカーが今ほど注目されていなかった頃、ビッグクラブのユニフォームに「SONY」「SHARP」「TOYOTA」等々、、、かっこよかった!誇らしく思えたものです。そんな「粋」な演出をお願いしますよ…


「金さえ出せばなんとでもなる」この思想を先取りしている人が今の日本経済を引っかき回している現状ですからこんなことを言っても「戯言」になってしまうでしょう。でもね、、、 「相手の立場にたって考えましょう。行動しましょう」って教わってきましたから・・・


今日の献立ですが、、、

今夜は仕事関係でパーティーに呼ばれていますので 当番は奥さんです。

明日は「カレー」のリクエストを頂いているのでお昼過ぎから仕込みに入ります。
カレーにはこだわりがあるので 明日はそのへんを書こうかな・・・と思っています。




お医者さん、、聞いて下さい。


よくコメントを頂く、GUYさん のブログを読んでいて「そうだ!そうだ!」と思わず頷いてしまいました。


是非お医者さんに聞いてもらいたい事があるんですけどね… 読んじゃいないよなぁ 

僕はかれこれ8年くらい病院通いをしています。とは言っても、重い病気を患っている訳ではないので「経過観察」という形です。
それでも、年に何度も検査や採血をしますし、薬も常備薬として持って歩いています。
病院に行く前は「自分の体のことは自分が一番分かるんだよ!」と豪語していましたが、(そう言う人多いですよね? 笑)検査、検査の日々が続くと、実は一番分かっていなかったのは自分だったんだなぁと痛感します。
僕の不整脈は原因が特定されず、いまだに「心因性」でくくられてしまいます。まぁ、実際にそうだから仕方ないんですけどね。

「心臓に欠陥はありませんから、、、大丈夫ですよ。いきなり止まったりしませんから 笑」

そう言われても、「心房細動」などの発作が起こった時は「今度はヤバイんじゃないか?」と不安になったりもします。



以前、久しぶりに発作がおきて土曜日の夜に病院に駆けつけた時の話。
主治医は休みで居なかったので、当直の内科医に診てもらったんです。心電図を見て、、、 


「うん、、、これは心房細動起こしてるね。」 
えっ!それってどうなの?

医者は分厚いカルテ(なんせ7年分)を繰って、、、

「あれ? 心房細動の発作は初めて捕まったんだ」
オイオイ、、捕まったって、、泥棒かよ?


「今までは、頻脈と、、、期外収縮だけだったのか…」
って事は、、、ヤバイんですかね?


「週明けにでも、担当医に診てもらってね。」
今日はどうすんの?


「一応検査をする事になると思いますよ。ホルター心電図と心エコーかな…」 
ふむふむ、、、前にも付けたし、エコーも取ったけどまたやるのね?
絆創膏がかぶれるんだよなぁ…


「えっと、明日は日曜か、、、もし発作が治まらなかったらまたこれます?」
来られません。って言えるかよ!?


「夜でも日曜でも救急外来で来ていいからね。 はい、、お大事に」
へ? それだけ?
このまま、 この不快感をおみやげに帰れってか!?


で、、、心配だった僕は聞きましたよ。

「あのぉ、ちょっと調べたんですけど、心房細動が続くと『血栓』が出来て 脳梗塞とかの原因になるらしいですが、、、そのへんの対応というか予防策とかは無いんですかね」


すると医者はカルテになにか書き込みながら、


「そうね、、だから検査するのよ。」
いや、そうじゃなくてさ、、、今日、明日の事を聞いてるんだよ!


「長く続くとそういう可能性もあるから、、、だからね、もし治まらなかったら明日も来なさいよ」
今、なんとかならんの?


「そうですか、、、中性脂肪値が高めなもので、、、心配したんですけど」
そりゃ、そうでしょ?だって、脳梗塞はヤバイものね。


「えっと、、、あなたの場合『心因性』つまりストレスが原因なんだけど、そうやって神経質になりすぎるのも良くないですよ」
困った人だな…と顔に出てるよ。


はいはい、、、分かりましたよ。


結局そのまま引き下がりました。「ふざけるなよ!」って怒る元気も無かったし…
その時はこう思いましたね。
この医者「心房細動」を理屈では知ってても、自分でなったことがないからあんな事平然と言えるんだな。一回発作を起こしてみろや!って。


「自分はガンだ」って思いこむ患者が一番厄介だ。というのも聞いたことがあります。でも、病人って多かれ少なかれそういう要素を持っていますよ。 不安感で一杯なんですから。医者にしてみれば「たかが、これくらいの発作で大袈裟なヤツ」と思っているかもしれませんし「生半可な知識を持たれちゃって、診療がやりにくいよ」これも事実でしょう。

でもね。あえて言いますが、患者の不安をなくす事は病気を治すのと同じくらい重要な医者の仕事です。でもそれは、医者側の知識の裏付けだけでは駄目なんですよ。アホらしくても、子供に言って聞かせるような説明が必要だと思います。
これこれこうだから、大丈夫。心配いりませんよ。万が一の時はこういう方法で、、、みたいな。
患者と同じ立場にたつ「度量」が医者には必要です。それが出来ない医者は「寺」で修行でもして下さい。




さて、今日の献立です。

「トンカツ」

異議なしで決定しました。理由? 昨夜のテレビ番組です(笑)
見た人もたくさんいるでしょう。今夜はトンカツの家庭が多いんじゃない?

伊集院光ってやっぱり美味そうに食べるねぇ~~
よだれでちゃったよ。


でも、あの番組、11時過ぎに放送するのはどうなの?
お腹が空いてつい「夜食」になる人いませんか?


肥満の原因作ってるよね(笑)




考えたい問題… 「結婚 その壱」


先日、某週刊誌に興味深いの記事が載っていました。
「結婚観」 世論調査です。 全てを一度で論じるのは無理ですが、僕的にはとても大切な問題だと思い、あえて自分のブログで取り上げてみたいと思います。


「結婚しなくても幸せ?」

この質問に、未婚者(男性も含む)の69%が「そう思う」と答えています。また、既婚者の50%も同じ答え。 未婚女性は73%が結婚しなくても幸せ。と答えました。年代別にみると若い世代ほど、非婚派が多い… その他、結婚について色々なアンケートがなされていました。


結婚しなくても幸せ… 皆さんはどう思われますか?
僕のブログテーマは「ブログ・日記」なので、「恋愛・結婚」をテーマとされている人達とは答えも違ってくるかもしれません。
何をもって「幸せ」というかはそれぞれの価値観になりますが、とりあえず結婚を人生の幸せの一つとして考えて見ることにしました。

「結婚しなくても幸せ」

この質問のポイントは「しなくても」の部分にあるように思います。
同じような意味合いでしょうが、例えば質問の形を 

「結婚しない方が幸せ?それとも結婚した方が幸せ?」

これなら、どちらに多くの票が入るのでしょうか? 
「しなくても幸せ」には、「今、現在未婚だけれど充分幸せ。でも、結婚はいずれしてみたいかな」という人の気持ちも反映されているでしょう。うがった見方をすれば、結婚していない人の強がりかもしれません。「別に結婚しなくても幸せにはなれる」と。それにしても、アンチ結婚派がこれだけ多数を占める事実を「時代の流れさ」と言ってかたづけてしまって良いのでしょうかね?


結婚したことによって得た家族や家庭が僕にとっては何より大切なものです。ですからこういう結果には正直「ショック」ですねぇ…

皆さんはどうお考えですか?

結婚をしなくても幸せ? しない方が幸せ? 
或いは、した方が幸せ?


未婚の友人に、

「結婚っていいよ!」と勧められますか?



「結婚 その弐」に続く……





さて、今日の献立です。

釣り仲間の友人から「ニジマス」をもらいました。解禁した「芦ノ湖」で
釣ってきたものです。 店頭に並ぶものよりもちょっと大型です。


全部「塩焼き」じゃつまらないので、
香草を買って

「ニジマスの香草蒸し」
「ムニエル」も作ってみましょう。

もちろん放流魚ですが、
中には背びれ、尾びれがピンとしている魚もあって美味しそうです。



ビバ!ラジオ!


僕はラジオが好きで、会社の自室にいる時はずっとラジオを付けています。AM、FM特にこの番組というのはなく、アナウンサーの声が邪魔にならない番組を選んで流しています。 ニュースの第一報はほとんどラジオから得ているかなぁ


ライブドアがニッポン放送の株式を50%以上獲得! そんなニュースも流れてきました。前にもちょっと書きましたが、どちらが勝とうがそんなに興味はありません。まぁ、完全に方向性を見失っている「テレビ」というメディアに新風を吹き込んでくれるのならホリエモンを応援してもいいかなぁ、とは思いますけど… ライブドアがやっているネット上のコンテンツもエログロお構いなしですから期待は出来ませんね。

「エロとグロは絶対に無くならないんですよぉ。
むしろあったほうがいいんですよぉ 自浄作用が働きますからぁ」

とか、あの人なら言いそうですね(笑)

一連の騒動で、政治家の多くが、「金さえあれば何でもできると思っているが大間違いだ!」みたいな発言をしていますが、失笑モンですよね? 笑えませんか?「金がなければ当選できない」議員にあんまり言われたくないですね。億単位の金すらも記憶からなくなっちゃうような人達でしょ?本音と建前の社会で生きてきた人達の「建前論」がこれほど浮き彫りにされた事もめずらしい。熱く語れば語るほど、「虚しさ」さえ漂ってきます。



これだけ「ビジュアル」が重んじられる時代に相変わらず「音」だけで情報を流しているラジオはある意味貴重な存在です。出しゃばらず、押しつけず、、、視線に神経を集中すれば存在を消してくれますし、耳をそばだてれば、次の瞬間に情報を耳に入れてくれる。少なくとも、ラジオに行動を制限される事はありません。 聞きたい時に聞いて、消したい時に消す。人間が使う道具。そんな存在です。

というわけで、ラジオ大好きな僕ですが、、、ラジオ局に一言 

真っ昼間から大人のおもちゃネタで馬鹿笑いするような番組をラジオで流して欲しくありません。上品である必要はないけれど「下品」はいけません。ラジオはラジオであればいいんです。なにも、テレビやネットに肩を並べようと思わないで下さい。




さて、、、今日の献立です。

「何か食べたいモノないか?」と聞いたら普段は「何でもいいよぉ」が決まり文句の子供達が、間髪を入れず「ロールキャベツ!」の答えが返ってきました。

そう言うモノは週末だろ?と思いながら、自分から聞いた手前引き下がるワケにもいきません。
春キャベツはロールキャベツには向きませんから、大きめのキャベツを買って帰ります。圧力鍋を使って、短時間で仕上げましょう。今日は忙しくなりそうです(笑)

「ロールキャベツ」

その他は多分なし!!

「炊きたてご飯」

これで文句ないでしょう!




回転寿司は嫌い!?



このテーマはどんどん話が広がってやがては「地球規模」の話になってしまいます(笑)でも「食」への思いではじめたブログですから、何回かに分けて書けたらいいなぁ… と思っています。


僕が回転寿司を好きになれない理由はいくつかあるのですが、今日はそのうちの一つをご紹介します。

「先入れ先出し」ってご存じですか?
これは商品、製品を管理するときに 先に在庫したモノを先に出していく。という事です。簡単に言えば、製造年月日の古いものから先に出荷しましょう!まぁ、製品管理上では当たり前の事ですね。
これが食料品とのなればなおさら徹底されます。賞味期限や品質保証期間が決まっているのですから古いものを残しておけばそれだけ店頭に並ぶ時間が短くなって、結果「不良在庫」になってしまうからです。

日本製造業の品質管理システムは世界一と言われてきました。それは食料加工品の分野でも同じ事が言えます。昨今、いくつかの製造工程での異物混入事件や製造年月日の捏造等で食品業界への信頼が崩れかけてはいます。とはいえ多くのメーカーは製品管理に多額の費用と手間をつかって安全な食料品の流通に万全を期していると思いますし、その水準は世界のトップレベルにあると信じています。


もちろん量販店でもそうした事には気を遣っています。賞味期限が過ぎた食品をいつまでも店頭に並べておくスーパーは見かけませんし、店内では常に新しい商品を奥に、古い商品を手前に入れ替える作業を行っています。
でもそうした意識は当然、消費者も持ち合わせています。スーパーで買い物をしていると多くの主婦は製造年月日と賞味期限を確認してから購入します。牛乳やヨーグルトといった乳製品は数日間の保存が可能ですから、製造年月日が少しでも新しいモノを選ぶのも主婦の買い物テクニックです。商品ケースの奥から新しいモノを引っ張り出してかごに入れる。という光景はよく見かけます。お父さんがたまに買い物に行き、頼まれたものを無造作に買ってかえると
「ちょっと、もっと新しいパンがあったでしょ!」 そんな小言をくらったお父さんもいるかもしれませんね。

ところが、この新しいモノを選ぶ行動が外国では誤解されるケースもあるんです。

自分は新しいものを選んで、他の人に古いものを置いていくワケ!

こういう見方です。先入れ先出しの意識が製造する側の意図であれば、消費者も同じ視点にたつべきだ。と言うんですね。

一日古いからといって食べられないワケじゃない。ならばみんなで先に古いものを消費しましょうよ。


なるほど、確かに一理あると思いませんか? 個人の事だけではなく、食料事情全体をみて考えれば、古いものから食べていくのはごく当たり前の事かもしれません。 日本人の食糧事情は良好でそうした価値観が生まれて来ないのでしょう。

僕もこの意見に賛同して買い物では「製造年月日」や「賞味期限」をなるべく見ないようにしています。魚や肉も見切り品を選んで買います。スーパーで売られている肉などは、初日は「豚モモスライス」次の日は「豚モモ切り落とし」次の日に「見切り品」そして最後は惣菜コーナーでお弁当のおかずに姿を変えていきます。その度に製造年月日はリセットされるワケです。
そう考えれば、賞味期限にこだわっているのもおかしなものです。奥の奥から引っ張り出してきた賞味期限の長い「モミジおろし」が冷蔵庫の奥にカビを蓄えて眠っていませんか?


おい!回転寿司の話じゃないのかよ?

あっ、、、そうです。これでも回転寿司の話なんです。

僕が回転寿司を好きになれないのはそうした「古いものはよくない」という図式を目の当たりにするからです。
基本的にレーンに流してるお寿司は事前に握ったものが流れています。オーダーを承けていないですから、誰が食べるか分かりません。売れ残ったネタは何周もレーンを廻ることになります。お客もちょっと見れば表面が乾いてしまっていかにも古そうですから手は出しません。
何度か水分補給を受けてなお売れ残った寿司は哀れ廃棄処分です。 なかには目の前を「赤身」が流れているのにそれには手を出さず「次、赤身ね」とオーダーする人も居ます。僕はそれが出来ずに、その赤身を手に取ります「このシメサバ、さっきも前を通ったよな… 仕方ない俺が食うか」と食べたくもない皿を手に取ることもあります(苦笑)
もちろん多くの人はそうした事に頓着無く、安くて美味しいお寿司を堪能しているのだとは思いますし、それはそれで悪いことだとは思いません。
でも、僕は機械的に消費を強要されているようで、何度行っても馴染むことが出来ませんでした。

僕らの世代は「寿司」に対する思い入れもあると思うんです。そのへんはまた今度。



今夜の献立です。

今夜は夫婦二人なので、一合炊きの釜で「炊き込みご飯」を作ります。
乾燥のアサリと昆布を入れて 醤油、酒、みりん、、、 蒸らし時間も入れて25分で炊きあがります。一合でも美味しくたけるので2人の時はとても便利です。あとは、豚のバラ肉があったのでキャベツと炒めて「回鍋肉」
箸休めに漬け物をだせば… もう充分ですね~  






ラム肉は美味しい

牛肉が好き、、、なんて言っているのは女子高生の太股をみて「いいな~」と言っているようなモン。誰が見たって良いに決まってる。
ラム肉が好き、、、小股の切れ上がった人妻の艶っぽい魅力分かる人だ。

なんとも喩え下手ですね。



最近、僕は体の事も考え「肉類」は少なめにしています。若い頃はたくさん食べましたね~ 焼き肉屋はまさに常連さんでした。でも、昔から好きな肉の順番は変わっていません。鶏肉もしくはラム肉~豚肉~牛肉。 これは好きな順です。 牛肉はそれほど好きではないんです。 焼き肉屋でももっぱらホルモン系を一人で食べていました。


さて、もう一昨日の話ですが、、、デパートの精肉店で色鮮やかなラムチョップを見つけました。最近は健康ブームの中でこのラム肉も人気が出てきたようですが、まだまだ東京では凄く「美味しいラム肉」には出会えません。 以前、北海道の友人が東京に来た時に

「こんな不味いラムを食ってるから、ラム肉は臭いなんて言うんだべ」
「新鮮なラムの肉はなまらうまいで」


そう言って、帰宅後すぐに冷凍便でラム肉とほっけの干物を送ってくれました。 色鮮やかな肉はとても軟らかく、臭みは全くない。それでいてコクがあってとても旨い肉でした。(ほっけはもっと美味かった!)


デパートから戻って、さっそく下ごしらえをしました。 そんなたいそうな事じゃないんですけどね。リンゴをすり下ろしておきます。 牛乳を温めて、冷蔵庫の奥の方に忘れられているカレールーが一かけ二かけあるでしょう?それを牛乳で溶かします。 ラム肉には塩、コショウをふっておき、すり下ろしたリンゴをかけてよく揉み込みます。カレー粉を足しながらとろみを付けたソースを冷やしてそのままラム肉を漬け込んでおく。
時間は適当、、、ご飯が炊けたら、肉に付いたソースを軽く落としてフライパンで焦げないように焼きます。赤ワインをボチャボチャといれ蓋をして蒸し焼き気味。余ったソースにもワインを入れて再度加熱します。塩コショウで味を調えてワインビネガーで酸味付け。ソースか醤油をちょっと入れると良いかも。辛いソースがお好みなら「カイエンペッパー」をちょいちょい。

肉も軟らかくなるし、独特の臭いもカレーで消されているのでラム肉が苦手な人でも大丈夫だと思います。

フライパンを使って肉を焼く料理は大きな失敗もありませんから、料理挑戦中のお父さんにも手軽に出来ます。是非挑戦してみて下さい。ポイントは火加減です。しっかり火が通る、、、でも、焦がさない。難しそうですが、よ~く肉の様子に注意をはらっていれば大丈夫です。公園で遊ぶ子供を見守る要領です。あまり手を出さず、でも目を離さず、って感じですか。

付け合わせは「ベイクドポテト」に「グリーンアスパラ」冷蔵庫にカリフラワーを茹でた残りがあったので、細かくきざんで「カリフラワーとベーコンのスープミルク仕立て」子供達はご飯で、親達はフランスパンで、ナイフ&フォークを使っての久しぶりの「洋食ディナー」でした。


食洗機を使っている家庭が増えてきましたね。手洗いよりも節水効果もあるそうですし、お父さんが手伝うのにはもってこい。でも、カレー系の食事の後は お皿を軽く下洗いしてから食洗機に入れましょう。 そのままだとうっすらカレーの色が残ったりお皿の裏にルーがこびり付いていたりします。それと、子供達が使ったコップ。コップの縁に唇の形どおりに油が付いているので軽く拭っておきましょう。


今夜の献立を考えます。

ふ~ん、、、春野菜が出回っていますね~
スーパーでブラブラしながら考えますか…

久しぶりに蒸し器をつかって 
「スチーム野菜」にしましょう。
一緒に「魚」も蒸してしまえば、一手間で完了です。

何を蒸すかなぁ…

発言の持つ意味。



毎朝、目が覚めると寝室のテレビをつけます。
その日の天気と気温を見るのが日課になっているからです。

今朝も例によってテレビを付けて見るでもなく聞くでもなく、、、
すると朝の情報番組でどこかの町の振興ポスターについてのニュースを読んでいました。もともと、目は今日の天気に行っていたのでほとんど聞き流していたのですが「池波正太郎」という言葉に頭が反応したんです。

そのあと電波に乗って届いた言葉に不愉快な思いをさせられました。

後でインターネットで検索したところそのニュースは下記のような記事内容でした。ポスター画像は「スポーツニッポン大阪」より


池波正太郎が書いた一文を載せた三重県観光連盟の05年キャンペーンポスターが、文言の一部に不快と感じ取られる部分があるとして、連盟は11日、配布したポスターを回収し廃棄すると発表した。

「年増女」などの表現に対する苦情が寄せられたため。回収されるのはそのうちの一つで、伊賀牛をPRするポスター。72~73年、週刊誌に連載された池波正太郎のエッセー「食卓の情景」から、

「松阪の牛肉が丹精をこめて飼育された処女なら、こちらの伊賀牛はこってりとあぶらが乗った年増女である」

などの一文を、伊賀地方の田園風景、すき焼きの写真と共に掲載している。連盟によると、2月下旬、同県伊賀市内の観光協会が事務所玄関に張りだしたとろ、女性十数人から「処女とか、年増女という表現は不快」との苦情が寄せらた。連盟は県の人権担当者に問い合わせ「エッセーが書かれたのは30年以上も前。時代にそぐわない」と指摘され回収を決めた。


 
池波正太郎といえば「鬼平犯科帳」をはじめ数々の時代小説を残した日本を代表する作家でありまた、大変な食通でも知られ数多くの食に関するエッセイも残しています。
氏の一文をポスターに採用した事が悪いことかどうかを議論するつもりはありません。また、それらを撤去するよう申し入れた事にも異議を唱えるものでもありません。どんな文章であっても「不快」に思う人はいるでしょうし、公の場に張られるポスターに上記の文章を選んだ事が多少「あさはか」といわれても仕方のないことかもしれません。

でも、それに関した事をたとえブログであれここに書く以上は僕の意見も述べなくてはなりませんね。
「不快に感じられてしまう事は残念だなぁ」です。
池波正太郎氏の食に関するエッセイは好きでたくさん読ませて頂きました。上記の随筆にも覚えがあります。「飼育された処女」や「あぶらがのった年増女」の表現が今の時代にそぐわないというのは理解できます。しかし、、、2つの有名な牛肉を女性に例えたその見事な表現力に思わず「う~む」と唸ってしまうは私だけでしょうか。肉の色艶、サシの入り具合がこの短い文章から浮かんできませんか?
やはり「食」を語らせたら、池波正太郎開高健だなぁ… としみじみ思ってしまうのであります。

え~と、、前置きが長くなりましたが、僕が今日少なからず不愉快な思いをしたのはテレビに出演していたコメンテーターのこのニュースに対する一言です。

一言一句は覚えていませんのでおおよその内容です。

池波正太郎さんは多くの文化的作品を残していますが「文化」というのはあくまで個人で楽しむモノでありそれをこうした形でおおやけのモノとして使うのはいかがなものか。選考した連盟の人たちの意識の問題で、云々…… もちろん、池波先生にも作品にも非は無いのですが。

この言葉です。

文化は個人で楽しむモノ!?

ちょっとちょっと!
 
三島由紀夫や夏目漱石と比べはしませんし、比べるべきものでもありませんが、池波正太郎と言えば数々の名作を残した日本の文豪ですよ。そうした優秀な作家が残した作品は「個人」で楽しむものであると同時にみんなが共有すべき財産なんです。

「国境の長いトンネルを抜けるとそこは雪国だった。」

川端康成の名著「雪国」の冒頭の一文です。「雪国」を読んだことが無い人でも、このフレーズは良く知られています。たった数個の文字を組み合わせているだけなのに、その情景さえも浮かんでくる名文です。これは、「個人」で楽しむものではなく、共有の財産です。それを「財産」として認識できないのは、個々の教養の問題です。だからこそ教育は大切な事であり、国民の権利でもあるんです。
池波正太郎の作品が国民の財産かどうかは分かりませんが、すくなくとも共有できうるだけの「作品」であることは間違いないと思います。


何気なく言った一言だとは思いますが、、、テレビという公共の電波で「文化は個人で楽しむべきもの」はいかがなものでしょう?
「処女」「年増女」の文字だけを読んで 彼は池波作品をコンビニに無造作に並ぶアダルト雑紙並みの「文化」と認識したんでしょうね。もちろん、その程度のものを文化と呼ぶのであれば確かに「文化は個人で楽しむべきモノ」ですな。

池波正太郎が残した「食」に対する多くの作品は いま日本人がなにより持たなくてはいけない「食へのこだわり」「食材への尊敬」が描かれています。是非多くの人に読んでもらいたい。 そして、多くの人が氏の作品と氏の「食を大切にする心」は我々日本人が共有しなくてはならない財産だなぁ と感じてもらいたいのです。


フジテレビVSライブドア問題やNHKの度重なるスキャンダルが報じられるたびに「電波の公共性」が論じられています。
公共性と共にもっとも大切なのは「電波に乗せる事の責任」です。発言には是非責任を持ってもらいたい。テレビというメディアが持つ影響力は強力です。こまいブログの中で好き勝手に発言しているのとは大違いですからね。

テレビには出来るだけ「文化的」な番組を放送してもらいたいものです。なにしろ公共の電波なのですから。 もっとも他人の失敗や失言を笑いものにするような番組をだらだらと流し続け、あげくに金さえ出せばどんなスポンサーでもゴールデンタイムにコマーシャルがうてるような姿勢では「文化的」とはとても言えませんな。池波正太郎の作品の一文を取り上げた連盟の人たちを非難する前に自分達の襟を正すべきでは? と僕は思うのでありました。


今のメディアのあり方には常々疑問を持っています。

司会者、キャスター、コメンテーターの無責任な発言にも「いいのかなぁ?」と思うことが再三あります。今日も、、、つい熱くなってしまいました。
長文で多くの人がパス!された事と思います。最後まで読んで頂けた方の「我慢強さ」には敬服致します。 ありがとうございました。



今日の献立は、、、

池波正太郎氏のエッセイを思い出して旨いものが食べたくなりました。

で、ちょっと美味しいものを作ったので気分を改めて明日紹介します。